≪例会報告≫第1031回 地区財団資金推進委員による卓話 「ロータリー財団寄付のためのPR例会」        

例会報告
日 時2020年10月16日(金)12:30~
例会場厚木アーバンホテル 本館2階レインボー
内 容地区財団資金推進委員による卓話                  
「ロータリー財団寄付のためのPR例会」
担 当職業奉仕委員会

今日は何の日[佐藤SAA]

本日10月16日は世界の食料問題を考える日として国連が制定した「世界食料デー」です。

この日は国連食糧農業機関FAOの創設記念日です。1979年の第20回FAO総会の決議に基づき、1981年から世界共通の日として制定されました。

世界の一人一人が協力し合い、最も重要な基本的人権である「すべての人に食料を」を現実のものとし、世界に広がる栄養不良、飢餓、極度の貧困を解決していくことを目的としています。

今日のお花

コスモス(メキシコ)
花言葉(調和・謙虚・平和・純情)

神崎副会長、いつもお花ありがとうございます!

ゲスト・ビジター紹介

ゲスト紹介 地区財団資金推進委員長 田後隆二様(相模原中RC)

ビジター紹介 富田弘文様(大和RC)

ビジター紹介 相原 聡様(大和RC)

会長タイム[高畑会長]

皆様こんにちは。

先週の久保田ガバナー公式訪問例会及び例会後の久保田ガバナーとのクラブ協議会と大勢のクラブ会員の皆様にご参加頂き有難うございました。

クラブ協議会では貴重な質疑の数々、また久保田ガバナーの地区協議会や地区大会など、盛大に行いたいにもかかわらずこのコロナ禍により思うようにできない悔しさを痛感させられました。

何より一番印象深いのが久保田ガバナーの人柄の良さととても温厚な方だなと感じました。会長・幹事・県央クラブ会員のみなさまへと言うお礼のご挨拶を早速頂きましたので県央RCのホームページにUPしてありますので、時間のある時にお目通しください。

さて、本日はゲストの地区財団資金推進委員長でおられます相模原中RC所属の田後様よりロータリー財団寄付のお話しを頂き、ビジターで大和RCからは富岡会長と職業奉仕委員長の相原様にIMキャラバンと言う事でお越しいただきました。後程お話を頂きます。

本日は数々の報告や行事がございますので会長タイムは手短にさせていただきます。

それでは本日も1時間お付き合い宜しくお願いいたします。

例会行事 地区財団資金推進委員による卓話  「ロータリー財団寄付のためのPR例会」              

講師: 地区財団資金推進委員長 田後隆二様(相模原中RC)

地区財団資金推進委員長の田後隆二様に財団についての卓話を頂戴しました。
当クラブは昨年度初めて地区補助金を獲得することができました。
(地区補助金事業 ラオ・フレンズ小児病院農業支援)

田後委員長には上記を含めながら補助金目的、分配などを中心にPR卓話をいただ
きました。

厚木県央RC会員の皆様には、日頃よりロータリー財団へのご寄付にご協力をいただき、誠にありがとうございます。また、ロータリー財団月間にあたり、卓話の機会をいただき、感謝申し上げます。私は、地区財団資金推進委員長の田後隆二(相模原中ロータリークラブ)です。どうぞよろしくお願いいたします。

本日は、皆様に快くご寄付いただけるよう、ロータリー財団の基本的な知識と寄付金の活用などについて、2020~2021年度 ロータリー財団ハンドブックを使ってお話しさせていただきます。

ご寄付は自発的に行っていただくもので、強制されるべきものではないことが大前提ですが…、地区目標はハンドブック4ページに記載のとおり、

 年次基金寄付200ドル以上/1名

 ポリオプラス寄付40ドル以上/1名

 恒久基金寄付1,000ドル以上/1クラブ

を掲げております。例年通りですが、今年度もご協力をお願いいたします。

すでに、今年度目標を達成されている皆様には、心より感謝申し上げます。

さらに久保田ガバナーは、年次基金寄付の地区総額50万ドル以上、ゼロクラブゼロ、ゼロ会員ゼロという目標を掲げられています。

ゼロクラブゼロという目標は、おかげさまで毎年達成してきておりますが、地区総額50万ドル以上という数字は、会員総数を2,500名として(実際には約2,300名)、全員が200ドル以上で達成できる計算になります。ゼロ会員ゼロ達成についても目標は高いですが、ご協力よろしくお願いいたします。

ロータリー財団を理解するには、用語の知識が必須です。

まず、寄付の種類です。ハンドブック5ページをご覧ください。

 年次基金寄付

  3年間運用し、運用益は、ロータリー財団の管理運営費に充てられます。

  元金は全額、地区補助金・グローバル補助金などとして活用されます。

 恒久基金寄付

  元金は使用しません。

  1年間の運用益のみが、地区補助金・グローバル補助金などとして活用されます。

  恒久基金は、意識されていないクラブが多いようです。

  クラブごとの過去3年分の財団寄付額一覧がハンドブック29ページにありますので、参考にしていただければと思います。

  成績表みたいで心苦しいのですが、貴クラブの状況も記載のとおりです。

 使途指定寄付

  ポリオプラスなどの使途を指定した寄付です。

  ポリオプラスについては、ハンドブック19ページに記載があります。

  プラスとは、はしか、ジフテリア、破傷風、百日咳、結核を指します。

  残るはパキスタン、アフガニスタンの2か国だけですが、当該国の症例数は、なかなか減少していかない状況にあります。

【野生株によるポリオ症例数】
2020年~9/222019年2018年2017年
常在国パキスタン73147128
アフガニスタン47292114
世界合計1201763322

次に、シェアシステムについてお話しします。ハンドブック6ページをご覧ください。6ページは、シェアシステムを理解しやすくした架空の金額です。実際の地区財団活動資金の収支はハンドブック28ページに記載があります。

皆様からのご寄付がどのように活用されているのか、何に役立てられているのかについてご説明します。

シェアシステムについてお話しする前に、ハンドブック7ページをご覧いただき、活動資金、補助金の種類と決定機関の名称を整理したいと思います。

 TRF:The Rotary Foundation(ロータリー財団)

 DDF:District Designated Fund(地区財団活動資金)

 WF:World Fund(国際財団活動資金)

 DG:District Grants(地区補助金)

 GG:Global Grants(グローバル補助金)

実施年度からみて3年前の年次寄付額をシェアすることから、実施年度、申請年度(計画年度)、確定年度、資金年度という言葉を使います。

当地区では、久保田年度(2020-21年度)を実施年度とすると、杉岡年度(2019-20年度)が申請年度(計画年度)、脇年度(2018-19年度)が確定年度、大谷年度(2017-18年度)が資金年度となります。

すなわち、久保田年度(2020-21年度)では、杉岡年度(2019-20年度)の申請・計画に基づき、大谷年度(2017-18年度)の年次寄付額がシェアされます。

また、久保田年度(2020-21年度)での申請・計画は、田島年度(2021-22年度)に実施されます。

それでは、ハンドブック6ページに戻ります。

実施年度からみて3年前の年次寄付額と恒久基金の1年間の運用益を合算し、その50%がDDFとして地区に配分され、残り50%はWFとしてTRFが管理・活用します。

DDFは、さらにDG、GGに配分され、GGにはDDFの前年度繰越金が加算されます。

DDF・DG(DDFのうちのDG)は、クラブ奉仕プロジェクト、地区奨学金などに使用されます。

クラブ奉仕プロジェクトへのDGは、クラブの皆さんにとって、一番関心のあるところだろうと思います。クラブ奉仕プロジェクトにかかるDGの概要は、ハンドブック8ページにあります。

申請を予定されている場合は、地区補助金説明会(第1回:10月24日、第2回:1月30日)に必ずご出席ください。説明会や参考資料については、あとでご説明するグローバル補助金も含め、ハンドブック10ページをご確認下さ。

地区奨学金は、国内から海外の大学・大学院等に留学する学生に支給されます。よくある誤解ですが、財団奨学生と米山奨学生・青少年交換留学生とは違います。

あとで説明するGG奨学生とともに募集し、選考試験を行いますが、留学先での研究分野は、6つの重点分野に限定されません。

財団奨学生は、国内から海外へ留学するため、留学中は、我々との接点はほとんどありません。留学を終えて帰国してから、財団学友としてロータリーの活動に参加してくれています。奨学生募集については、ハンドブック25,26ページ、最近の奨学生一覧はハンドブック39,40ページをご覧ください。

DDF・GG(DDFのうちのGG)は、使途がハンドブック7ページにある6つの重点分野の一つ以上に該当することが必須で、GGプロジェクト、VTT、GG奨学金、平和センター、ポリオプラスなどに使用されます。

なお、2021年7月から「環境の保全」という新たな重点分野が追加されます。

GGプロジェクトは、重点分野に該当する大規模・中規模プロジェクトです。

ハードルは高いですが、最近のプロジェクト一覧がハンドブック37,38ページにありますので、参考にしてください。

VTT:Vocational Training Team(職業研修チーム)については、ハンドブック20ページをご覧ください。

最近の実例は、GGプロジェクトとともにハンドブック37,38ページに記載されていますが、決して多くはありません。

GG奨学金は、地区奨学金と同様、国内から海外の大学院等に留学する学生に支給されます。ただし、6つの重点分野に限定されます。最近の奨学生一覧がハンドブック39,40ページにあります。

2017年に国連事務次長に就任された、中満 泉(なかみつ いずみ)さんは、当地区厚木RCの推薦を受け、1987-88年度財団奨学生として留学し、世界に羽ばたかれた方です。世界で活躍する優秀な人材を一人でも多く輩出するためにも、皆様のご寄付をお願いいたします。

平和センター・平和フェローについては、ハンドブック21-24ページをご覧ください。我が国では、国際基督教大学(ICU)に平和センターが設置され、毎年約10名の平和フェローが大学院博士前期課程に所属し、平和と紛争解決を中心とする国際問題研究に従事しています。

平和フェロー一覧は、ハンドブック41ページにあります。当地区もホストエリアを構成し、カウンセラーをお引き受けしていることから、例年、平和フェローが地区大会に参加してくれています。また、クラブからのご希望があればICUの授業日程と調整の上、例会での卓話訪問は可能とのことです。

以上、当地区における寄付金活用事例を紹介しましたが、TRF全体の収支は、ハンドブック30ページ記載のとおりです。

ハンドブック19ページにあった、ビル&メリンダ・ゲイツ財団からの倍額寄付を含め約半額が、ポリオプラスに費やされています。

次に認証についてご紹介します。ハンドブック13-18ページをご覧ください。

ロータリー財団では、個人やクラブからのご寄付に対して感謝の気持ちを表すために、さまざまな認証プログラムをご用意しています。

「認証」というより、「顕彰」といった方がピンとくるかもしれません。

まず、個人からのご寄付に対する認証。ハンドブック13,14ページです。

「財団の友」会員

 年次基金に毎年100ドル以上寄付する方

ベネファクター

 恒久基金に1,000ドル以上寄付した方

ポール・ハリス・フェロー、マルチプル・ポール・ハリス・フェロー

 年次基金、ポリオプラス、グローバル補助金プロジェクトに累計1,000ドル以上でポール・ハリス・フェローとして認証され、さらにプラス1,000ドルごとに+1から+8(累計9,000ドル)まで、マルチプル・ポール・ハリス・フェローとして認証されます。

ポール・ハリス・ソサエティ(PHS)

 毎年合計1,000ドル以上を、年次基金、ポリオプラス基金、グローバル補助金プロジェクトに寄付する方

遺贈友の会

 恒久基金に10,000万ドル以上の寄付を誓約した方

メジャードナー

 寄付の分類に関係なく、累積寄付の合計が10,000ドルに達した方

 当地区では93名(2020年7月末現在)の方が、メジャードナーです。メジャードナー候補者(7,000ドル以上、10,000ドル未満)は59名(2020年7月末現在)いらっしゃいます。

アーチ・クランフ・ソサエティ(AKS)

 寄付の分類に関係なく、累積寄付の合計が250,000ドルに達した方

 当地区では3名(2020年7月末現在)いらっしゃいます。

レガシー・ソサエティ

 恒久基金に1,000,000ドル以上の寄付を誓約された方

以上、財団認証ポイントについての詳細は、ハンドブック17,18ページをご参照ください。

次に、クラブからのご寄付に対する認証。ハンドブック15,16ページです。

Every Rotarian, Every Yearクラブ

 1年度中に正会員全員が、年次基金へ少なくとも25ドルの寄付をし、1人当たりの年次基金平均寄付額が100ドルに達しているクラブ

100%ロータリー財団寄付クラブ

 1年度中に正会員全員が、寄付分類に関わらず少なくとも25ドルの寄付をし、1人当たりの平均寄付額が100ドル以上に達しているクラブ

100%ポール・ハリス・フェロー・クラブ

 正会員全員がポール・ハリス・フェローとなったクラブ(1度限り)

100%ポール・ハリス・ソサエティ・クラブ

 1年度中に正会員全員が、年次基金、ポリプラス基金、グローバル補助金プロジェクトのいずれかに合計1,000ドル以上寄付したクラブ

年次基金への1人あたりの寄付額上位3クラブ

 各地区で1人あたりの年次基金への平均寄付額が上位3位(少なくとも50ドル以上)のクラブ

冠名基金、冠名指定寄付も用意されています。ハンドブック11ページに一部記載があります。

寄付者または特定の方のお名前のついた冠名基金または冠名指定寄付としてご寄付いただくことも可能です。

RI:Rotary International(国際ロータリー)会長によるロータリー賞には、財団寄付に関する項目もあります。ハンドブック15,16ページです。

ロータリー財団功労表彰状

 ロータリー財団と関連した活動に積極的に取り組んだロータリアンを称える賞です。

ロータリー財団特別功労賞

 ロータリー財団において模範的な奉仕を実践したロータリアンに与えられる財団最高の賞です。

 ロータリアンは、功労表彰状を受賞後、少なくとも丸4年が経過してから、財団特別功労賞の候補者となる資格を得ます。

ロータリー財団地区奉仕賞

 財団プログラムを通じて優れた奉仕活動を実践したロータリアンを表彰するものです。

ロータリー財団の基本理念と歴史については、ハンドブック1,2ページに記載のとおりです。

「世界で良いことをしよう(Doing good in the world)」という基本理念と、100年以上前の1917年に提案したアーチ C. クランフ(Archibald (Arch) Cooper Klumph)のお名前は、ご記憶に留めていただければと思います。

地区ロータリー財団委員会の役割については、ハンドブック2-4ページに記載のとおりです。委員会組織は大中小の3層構造になっています。

大委員会      ロータリー財団委員会

中委員会    補助金委員会

小委員会  補助金配分・VTT 委員会

              平和フェロー・奨学金委員会

              補助金管理委員会

              資金推進委員会(ポリオプラス・ロータリーカードを含む)

クラブの財団委員会の役割については、ハンドブック4,5ページに記載のとおりです。財団寄付の意義・重要性について、会員の皆様にご理解いただき、自発的なご寄付を促していただきますよう、よろしくお願いいたします。

卓話動画

IMキャラバン(大和RC 冨岡弘文会長、相原總職業奉仕委員長)

会長報告

○ガバナー事務所 より

◎公益財団法人ロータリー米山記念奨学会 より
・ハイライトよねやま VOL.247
◎神奈川県共同募金会厚木支会 より
・令和2年度赤い羽根共同募金運動へのご協力につ
いて(お願い)


が届いております。

幹事報告

◎例会変更
・厚木中RC
10月18日(日)→地区大会変更の為休会(定款第8条第1節により)
10月28日(水)→休会(定款第8条第1節により)
11月11日(水)夜間親睦例会→新型コロナ感染拡大考慮 休会
11月25日(水)→休会(定款第8条第1節により)

お祝い行事

「おめでとうございました。心よりお慶び申し上げます。」

*会員誕生日
 立脇孝二君(20日) 山口昌興君(19日)  関野耕正君(20日)