厚木県央ロータリークラブ

例会日: 毎週金曜日
時間 : 12:30
場所 : 厚木アーバンホテル
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第1005回例会 卓話「農業の未来について」

例会


開催日 2019年12月13日(金)12:30~
例 会 卓話「農業の未来について」
担 当 職業奉仕委員会
講 師 ㈱いかす 代表取締役 白土卓志様
会 場 厚木アーバンホテル
週 報   第1005回週報




例会

【今日のお花】デコラマム(中国)花言葉(高貴・高潔・高尚)



例会

【会長タイム】
みなさん こんにちは。
本日の例会は職業卓話例会です。株式会社いかす 代表取締役 白土様をお招きし、最新の農業事情や自然栽培、炭素循環農法などについてお話しいただきます。
 実は私、以前、友達の畑を借りてサンデー百姓を数年間やっていました。もちろん無農薬、有機肥料のみで作物を作っておりました。季節に合わせていろいろな野菜を収穫し、季節を感じながら生活していたのが少し懐かしく思えます。収穫した野菜はスーパーマーケットに並んでいる野菜とは一味違ったような気がしました。当時は中国野菜の安全性などが問われておりまして、「食の安全」についても考えさせられました。怪我をしてから鍬が使えなくなり今はすっかり、週末に嫁さんの機嫌をとるためにスーパーマーケット通いですが、今日の卓話をきっかけに、家庭菜園を始められたらと思っております。ちなみに以前、例会で臼井さんの協力でみそづくり体験をしましたが、あれ以来、毎年自宅でみそづくりをしております。皆さまも是非、来年は食の安全と環境保全への取組をされてみてはいかがでしょうか。
 それでは、本日も最後まで宜しくお願い致します。 



例会

【例会】卓話「農業の未来について」
 大学を出て人材派遣の会社に入社し、その後農業の仕事を始めました。外苑前に飲食店を出し、野菜栽培、農業の学校を開くなどしています。「自然が先生」「全ては仮設」「出したものは戻ってくる」を仕事のテーマにしています。
 日本の農業人口は衰退化の一途であり耕作面積も減少しています。そのなかで有機農家は日本の全農家の0、5%で、ここ10年ほど変化がありません。ヨーロッパでは有機農家は全農家の15%程です。なぜ有機農家が広がらないかといえば、有機農業には有機生物を使いますが畑の中の微生物は雨に弱く、畑は雨水を溜め易いので、微生物を使って野菜を作るのが難しいからです。
 一般に有機野菜には虫がつくイメージがありますが元気な野菜には虫はつきません。弱くなった野菜に虫がつきます。野菜栽培に肥料を使うと窒素が野菜につき、虫は窒素を好むので虫が野菜を食べます。野菜は肥料で育てるというのは思い込みです。私は有機野菜を作り始めて2年目で品評会で全国2位になりました。玉ねぎが1年目で4t、2年目で6t採れました。今、慣行栽培で起きていることは肥料をあげ過ぎて地中の生産性が低くなり、地力が落ちて収穫量が減少しているということです。世界中の農業で同じことが起きています。畑を生きている畑に戻すことが必要です。
 食が変わると人生が変わります。腸は脳と相関しています。脳が腸に影響することもありますが腸が脳に影響を与えます。人の筋肉は2、3か月で入れ替わり骨は1年で入れ替わります。一定の期間で人の身体は全部入れ替わります。腸が喜ぶものを作って身体を造っていくことが重要です。腸が喜ぶものは腸の微生物が消化しやすいものであり、発酵しているものを腸の微生物はよく消化します。
 現在の工業化された農業で生産された肉や牛乳がアレルギーの原因となるという人もいます。断食すると腸の調子がよくなるということもあります。腸を活発化するにはどうするか。腸には微生物が集まり、野菜の根にも微生物が集まっています。野菜の根の微生物が活発化することと腸の微生物が活発化することは関係しています。微生物を活発化させることが重要です。
神奈川は農業の後進地域ですが、膨大な消費者がいます。農業発展の可能性は大いにありますから、ここから拡げていきたいと考えています。